シヅ子 さよならコンサート - 近藤千雄
2024/03/29 (Fri) 13:58:39
いよいよ 笠置シヅ子の、彼女の歌を愛したファンとのお別れの日だった。 なんか最初から最後まで、ウルウルが続いた １５分だったなー。
彼女の出処進退は ハッキリしていた。それがとても見事だったような 気がしている。 時代と共に生き果てようとする 人間だったんでないだろうか。
コンサートは バラード風というのか、スローなテンポでの 『東京ブギウギ』で開始。 いいね～。元気な歌が、こういう染み入るような歌い方から 始まるというのは。
チエミ役と思われる 水城アユミも、暗い表情が幾らか取れ、シヅ子の後をしっかり継いで、国民歌手になっていく未来が 暗示されているように 私には思えた。
芸能というのは、こういうものであって欲しいね。 あれから日本人は経済的に豊かになって、その分、芸能は個人の趣味のものになってしまった。 何万人の聴衆を集めても、どこか空しいものが 私の中では起きる。
さあ チエミよ頑張っておくれ。 君にも涙あふれる不幸が襲い、45歳で人生を閉じた。
その胸に沁みる歌と人生を、私は 再び 趣里に演じて貰いたいのだ。 この思いが ＮＨＫの人に届くといいのだが‥‥
江利チエミ ２ - 近藤千雄
2024/03/20 (Wed) 16:48:00
きょうの甲子園、北海道の別海高は 創志高にあっさり負けてしまった。広い北海道。馴染みは薄いけど、一回戦は突破してほしかった。
『ブギウギ』、もう直ぐで終わりなのに ドラマは最後の葛藤造りか。どんな大団円になるのか‥イライラさせられる。 水城（みずき）あゆみというのは 美空ひばりの事なのか 江利チエミの事なのか、それとも二人を混ぜたキャラクターなのか‥‥。
シヅ子はトリで「ヘイヘイブギ」を歌ったのが 紅白出場最終年だったんだけど、その時は誰も「ラッパと娘」は歌ってないんだな～‥。
ひばり・チエミのまだ少女の頃の映画を2本 youtubeで見たけれど、やっぱり彼女らは、テレビ・冷蔵庫・洗濯機の三種の神器がまだ家に無かったりして、アメリカ人の暮らしを羨ましがっていた時代の、日本の空気を歌っていた国民的歌手なんだなーと思う。 やっぱり半年間観続けてもらう朝ドラというのは、そういう空気や課題性を象徴する人物を扱うのが 成功させる要素なんだろーな。
それにしても趣里ちゃんの歌や踊りが この後見られなくなるというのは勿体無いね。 彼女は何となく江利チエミの声にも似ている。 だから私は 数シーズン後、彼女による「チエミの朝ドラ」 を見てみたい。子供の頃のチエミは、 両親が村山興行（吉本）に所属した事のある音楽家（父）と俳優（母）であり、失業した父と病弱だった母を背負って 進駐軍で歌っていたことに人気が出たようだ。
進駐軍というのは英語の歌を歌わないと駄目なようで、少女チエミは レコードが擦り切れるほどに それらを聴きまくり、『テネシーワルツ』などの発音をマスターしたらしい。
この『テネシーワルツ』。 彼女の代表歌といえるものだけど、後の彼女はこれを歌う時は何時も、夫婦として暮らしていた高倉健の事を 偲んでいたんだと思う。
チエミには 知らないでいた異父姉があって、その突然転がり込んで来た姉を 不憫に思って 大事な仕事を任せるようになったんだけど、妹の人気や幸せを妬んだ姉は、チエミに莫大な借金を作らせたり、夫婦仲をを裂くような工作をして、チエミは高倉に迷惑をかけまい、自分だけで何億円もの借金を返してゆこうと 離婚を申し出てしまった。
離婚が成った直後 チエミは後悔して、健に電話で復縁を申し入れたようだけど、”こうなってしまった以上もう遅いんだよ‥”と言われてしまった。
その後二人は、どちらも再婚しないでいる。悲しいもんだな～。子どもは一人生まれたけれど、未熟児のような感じで直ぐに死んでいる。
チエミの死は 突然だった。45歳。
脳卒中が起き、吐いた物が喉に詰まった窒息死で、うつ伏せで倒れていた。
高倉健は葬儀には出なかったけれど、チエミ宅の裏手に車を回して 1時間も手を合わせていたという。
彼は離婚後もチエミを想っていて、撮影の合間に『テネシーワルツ』を聴いている事がよくあったという。
『テネシーワルツ』。皆はこの歌の内容を知っているかい？ これはある女性が 久しぶりに昔の友達と再会した時に、旦那を紹介したんだけど、いつの間にか二人はダンスを始めていて、女性は最愛の彼を取られてしまったという歌詞なんだね。 だからチエミが歌うのを聞くと、聞く方にも哀切の情がわいてしまう。
だけど こうしたチエミの人生、趣里ちゃんに演じさせていいものだろうか‥。彼女は『ブギウギ』では、最愛の愛助さんも亡くしたからな～。 彼女の実人生に 影響がないだだろうかと、心配もおきる‥。
（ youtubeで観たという映画 『悲しい小鳩』ひばり。 『猛獣使いの少女』チエミ ）
戦後の国民的歌手 江利チエミ １ - 近藤千雄
2024/03/03 (Sun) 23:36:32
きょう３/３、日曜ドラマの『さようならマエストロ』は、なかなかジィーンとさせたドラマで、ついついその口吻を出したくなってしまった。
見てた人は アハーンあれね、と思えるだろうね。
若者が自分の進みたい道へ どう向かっていくか。周囲はそれをどう見てゆくか、見てあげるか、見てあげないか。
それは 本人の中に煮えたぎるものの温度が、どんな突破力をもっているか如何かが、決するものであるようだ。
この２・３日は、歌手 江利チエミについて調べています。 ＮＨＫ朝ドラの『ブギウギ』が終わるだろうから、つぎ数年後 だれが主人公になるドラマが面白そうだろうな と。
『ブギウギ』を見てない人もいるんだろうけど、これが楽しいのは、水谷豊の娘が主人公を演じているという話題性だけではないね。
私は最初は、踊り（ダンス）をたのしく見せてくれるからだろうと思っていたんだけど、それなら現代の ダンスをたのしく観させてくれる誰かを主人公にしたドラマを作れば当たるのかというと、どうもそんなもんではない。
つまり、時代が何かを託している人物でなければならないような気がするねー。
笠置シズ子というのは、私の子供時代は もうオバサンで、私は唱歌の好きな子だったから、「ブギ」は自分の宝にはならなかったものだけど、でもドラマを見ていると、戦争をまたいで歌に頑張っていた 淡谷のりこや笠置には、時代が彼等を頼りにしていたんだと分かってくる。
あの頃は ラジオの時代だから、日本人（時代）は彼女らの歌を聴き、その乳を吸っていたんだな～。
（その点、いまの歌というのは逆になっているかな‥‥。今の歌は大観衆を集めてはいるけれど、ただ時代を利用しているだけに見える‥‥）
だから、戦後の大人や 我々子どもや大人達に、誰の歌が乳をくれていただろうな とふり返ると、どうしても 江利チエミや美空ひばりなんだね。 彼女らは私より９歳ほど上の子どもだったけど、日本人は彼女らに 何かを託していたように思える。
〈別件： 奇妙な戦争〉
ロシアは キーウを攻めるつもりはないようだね。東京大空襲みたいなのは無いんだろう。 ゼレンスキーもそれは知っているんだろうけど、国民には知らせてないのかいな‥‥
トランプは八連勝。 若い世代のトランプ支持がすごいらしい。 ヘイリーは、「撤退してもトランプの支持はしない」と。 それを言ってしまうと 隠れ民主党だとバレてしまうんだが、それを考える余裕がないのか‥
いまは、壮大なフェイクが進行しているよう。 嘗て共和党にいた狂信集団のＫＫＫは 民主党へ行って、プーチン トランプは、狂人扱いされている‥‥
シャングリラ １ - 近藤千雄
2024/02/20 (Tue) 12:51:16
札幌の雪は いま ワヤな事になっている。ワヤって分かるかね。北海道では ヤバイという意味です。大雪のところに急に暖気がきて、市の除雪が間に合わなかったんだろう、どこもかしこもグチャ グチャ。
東京も雪で慌てることが あったらしいね‥。
最近 楽しいニュースは、スポーツくらいだなー。日本人は 大谷翔平を先頭に頑張ってくれている。
私も体力低下を抱え乍ら、頭だけは頑張っているといえるだろう。 最近 全く予想に無かったことが頭に起き、第二作目の打ち込みが始まっている。
作品名は 『シャングリラ』（桃源郷・理想郷）。
それは心の内の事になるのか ある土地を指しているのか どういう帰結になるのか分からないけれど、とにかくヒマラヤやチベットが出てきたり、その辺りへ往っていたかも知れないという イエスキリストの12歳から30歳までの 謎の１８年間の話があったり、中国の老子や荘子の作品にも立ち寄ったり、中東に関心を持たざるを得ない ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の事を考えたり、いろいろ踏み込まねばならない作品です。
それなのに、プロローグは終わって 原稿用紙でいえば ようやく８枚位にしか進んでいない作品だから、仕上がるのにどれだけの時間が懸かるのかも分からない。
でもユダヤ教の理解については幾らかの進展があったものです。 ユダヤ教徒 とりわけその中の超正統派というのは非常に面白い。
彼等はネタヤニフと違って シオニズム（ユダヤ人の国を造ろう運動）には反対なんだね。ユダヤ人の国は メシア（救世主）がこの世に出てから建てられるのであって、人間が勝手に造るのは、神に対する裏切り・冒涜であるのだからと、パレスチナ人には同情的で共存してゆこうとする。
それだけでも意外で吃驚なんだけど、彼等の暮らしぶり 宗教的集会の仕方も驚きだ。 これはYouTubeでの一見の価値があるね。 私が此処で説明しようとすると、長文になってしまうので、是非皆さんの目で見て欲しいと思います。
ニューヨークのウィリアムズバーグというのは、全米最大の超正統派の居住区らしい。一方同じニューヨークのウォール街というのは、この超正統派とは真逆の強欲ユダヤ人達の牙城なんだろう？ なかなか面白い。
今朝はそれらとは違うニュースにも目が止まりました。
日・ウクライナ経済復興推進会議が共同声明を発表したというもの。 これはかなり以前から 2月にその会議があるぞと聞いていたものだけど、やっぱり来たかという感じがしています。
日本が経済復興やってあげるからと保証してしまうと、ゼレンスキーは幾らでも戦争を続けられるんだよなー。 幾らでもロシアに壊してもらおう、復興がうまくいかなかったら、「それは私（ゼレンスキー）でなく しっかり実行しない日本の所為だから」‥。
ウクライナは汚職も盛んで、ゼレンスキーも数百億円という財を手にしているという。 だから戦争を巧妙に終わらせて、頑張った頑張った あとは日本が遣ってくれますという形にできれば、安心してウクライナにオサラバして ヨーロッパに逃げて行く事が出来るんだろうな。 この間、儲けられた奴は、米・欧州にかなり居るようだ。
さてさて ゼレンスキー劇場 如何なるか。
いずれにしても、ロシア・ウクライナ戦争はもう終了しているんだ、と私は見ています。
この頃 思うこと - 近藤千雄
2024/02/01 (Thu) 15:07:57
今日から 2月。
2,3日前、1期生の坂巻智美ちゃんから 葉書が来ました。 何かなーと思っていると、私からの年賀状が 2等の「ふるさと小包」に当選した とのこと。
下４ケタが揃ってないとだめだから、１万分の１の確率なんだね。 私は切手しか当たった事がないから、自分も嬉しい気持ちになってしまったもんです。
幸せの使者。 多くの人へのそういう存在に なりたいものです。
テレビを見ていると、日々、朝ドラの『ブギウギ』や能登大地震の状況に、心が揺り動かされる。
東京のスズ子に 赤ん坊が誕生すると同時に、大阪で最愛の愛助が死んでしまうんだからなー。 明日は どんな悲嘆の場面をみるだろう。
能登の状況に 今も目が離せられないでいるのは、日本人の感性が それだけ豊かになったからだと思える。 救助の手が道路の寸断で なかなかスムースにいかないのが痛々しいし、助け合う場面には 背を押したくなる。
最近の 国会は、何を遣ってるんだろうねー。裏金だとか キックバックだとか遣っているけれど、私にはさっぱり解からんし、騒ぎに騒げば 国民は大問題に思うだろうと 計算しているからなのかねー と思えてしまう。
要するに 政党助成金（交付金）という税金が、パーティーという通路を通して 私的な胡散臭いものに変わって行くのが怪しからん という問題なんだろうけど、わざと（？）政党助成金という言葉を使わないから、国民は パーティーの何が悪いのよという訳の分らん気持ちになってしまう。
念のため調べてみると、助成金は 自民党は160億円、立憲民主は69億円、国民民主は24億円‥‥ 共産党は 悪い金だと思って受け取らずにいるからか
０円。
だったら 交付金が諸悪の根源だから止めようと主張すればいいんだけど、それでは野党を敵に回してしまい 連合政府構想にはマズイという計算なんだろうか。
メディアも ずっと以前から立憲民主の応援団でいたいようで、国会追及をしやすいように ニュースを作っているとしか見えないのが困る。
まあ今は、ダラシナイ極の自民党を 引き摺り落とすチャンスに見えて しょうがないんだろうけど。
でもなんかねー、私は 国会が国民と一緒になって、能登復興を熱く議論していく場であって欲しいね～。
Ｒe:無題 - 近藤千雄
2024/01/22 (Mon) 14:35:29
土曜日（20日）の 合唱練習に行く前に 暫く振りに覗いてみたら、二人のメッセージがあった。
家に居るだけなのに、何だかんだと忙しい。作品の修正も 面白い時期があるね。 だから新しい年が明けて 新年の挨拶を入れたいと思いながらも、時が過ぎてしまう。
それにしても、元旦早々 大惨事勃発で吃驚したね。なんだか 阪神淡路大震災や東日本大震災の場合よりは 死者は少ないんだろうが、日本人の心に与えている影響は 今回の方が大きいのかも知れない。
やっぱり 元日での発生は、意味深だ。
今朝 見たニュースでは、自民党のパーティー収入還流問題直後の 八王子市長選挙で、自民党？の候補者が当選した というニュース。
こんなにメディアが問題にしているのに、どうして有権者は自民党に勝たせるんだろうと 思う人もいると思うけど 私の見立てでは、 日本人はここ何十年も ずうーっと、国防と正義の 不幸な二者択一をさせられているんだと思うね。
野党が 国防は俺達に任せろと言ってくれれば、国民は安心して 自民党を見捨てられるんだが‥‥
もう1つのニュースは、アメリカ大統領選の 共和党立候補者に 誰がなるかという問題での、デサンテイス氏が撤退したというモノ。
最近メディアは、なぜトランプはこんなに強いんだろうと、珍しく不思議がっていて、今日のテレビも、トランプの集会に参加する人々の 長蛇の列を映していたけど、どうやらメディアも 密かに態度変更を始めて、どちらが当選しても 帳尻が合うようにしていくのかなと思ったものです。
私の見立てでは、どうやらアメリカ国民の半数は、我が国には 深い裏があるぞ、と確信してきているらしいということだね。
なぜ私がこの掲示板で 政治を書いてしまうかというと、私の『夕夏』という作品で、昭和三十年代のある冬の時期に、将来の日本や 世界がどうなっているかについて、小学生の私と父が話し合っている場面があって（父は実際よりはかなり知識持ちにしてあるんだが）、その会話内容を どうしても世に出したいと思っているからなんだね。
ああ、また長い投稿になってしまったな～。
豊かであってほしい 子どもの情操 - 近藤千雄
2023/12/20 (Wed) 10:48:41
やっぱり 師走は慌ただしいもんだねー。
最近は 家内がつくった年賀状を使っているんだけど、新しく買ったプリンターとの接続が悪く、彼女のパソコン教室の先生に遠隔操作してもらって、ようやく接続完了に。
それにしても この遠隔操作を目近に見て、前回の米大統領選が 中国製の開票機を採用することで、遥か中国から 票数が操作されたといううわさに、ああ そうだったのかと、半分納得も。
それが終わって さあ年賀状つくりへと入れる筈なんだけど、大阪から次男夫婦が 二歳の我らが孫娘に北海道の雪を見せたいからと 遊びに来て、今ようやく 五日間の帰省を終えて 帰っていったところ。
孫はタクシーのドアが閉まる頃に ようやく別れの哀切の感情に満たされたのか、閉まった車内で ワンワン泣いていた。
でも孫は今、イヤイヤ期なんだね。ＯＫや笑顔と、拒否や激し泣きが ある。 そしてこの頃の幼児って、自分で好きなように つくり唄をするようなんだね。
それで YouTubeのクリスマスソングを聴かせたら、なんだか真剣になって 映像と歌に集中していた。 大人たち皆が 驚かされた現象だったな。
私の子供時代、ラジオはその音楽を沢山流して 【家族皆】がそれを聞いていた。
それがいつの頃からなのか分からないけれど、家族の皆で同じ曲に触れているという時間が、無くなってしまった。 これは国の文化政策というか、放送文化の怠慢だったという気がするね。
そんなのがこれからも続くと、日本人の中には徐々に、つぎの世代にもそれを味あわさせようという発想が出てこないでないかね。 保育園で歌わせるんだから それで良いんだでは済まない‥。
多様性が 人間の粒子化になってしまうのは困るな。
だから小さい家族がいる人は、この時期、一緒にノリノリで聴いてあげて下さい。
あの頃の 1期生～4期生写真 - 近藤千雄
2023/12/06 (Wed) 19:23:24
先日の 喜寿＆還暦の会に出席した ２期生の教え子から、当日の様子をカメラに撮ったんだが、フラッシュが焚かさらなくて 残念ながらしっかり写ってなかったという便りがありました。
このサイトは使い方に習熟している人もあるだろうし、中々現代器機に馴れていない人も 居るんだろうなーと思っています。 私も現代器機にはオクテではあるけれど、私の場合は これが分からないんだと言えば 何とか分るようにしてくれるので有難いものです。 でも、誰に訊いたら良いんだろうなーと、突破口を開くのに 躊躇してしまう人も居るんだろうと想像しています。
それで私は 街のカメラ屋さんで、彼女が映っている場面の写真と 子どもの頃の3期生の写真を中心に、1期生～４期生の学級写真もプリントしてもらってきました。
３期生の中には このサイトを覗いてみて、自分達が載っていないので 寂しい思いをしていた人もいるんだろうと思う。 それを何とかしたいと思いながら、色んなことにカマケテ 手をつける事を 延び延びにした儘で来ました。
今回 それらの写真をプリントでき、それを近日中に 次朗の方へ送らせてもらうので、何とか次朗の才覚で それらが活きるようにしてくれればなー、と願っています。
年末・年始を 忙しくさせるのは心苦しいけど、次朗 宜しく頼むね。
続 キッシンジャー - 近藤千雄
2023/12/03 (Sun) 13:07:42
先日 合唱の練習の帰りに、そろそろ買い替えるパソコンの品定めの為 家電量販店に寄ったんだけど、面白がって 我々のサイトを開いてみたら ちゃんと出てくるんだねー。 ちょっと意外だったな。
それで今になって思うのは、どんな人でもこのサイトが覗けるのなら、あまり危ない事は書けないなーという事。 私はいつの頃からか、考える事はかなり危ないことでねー、私が批判を向ける勢力に覗かれると、リストに入れられてしまうかも知れない と思えてきている。
世の中に警世の書は沢山あるけれど、小説ではないので それはファンだけが読む学識書みたいなもの。 でも私の取り組んでいる作品は、mini・miniノストラダムスな気分で書いている予言書的小説だから、影響の大小しだいでは、悪く書かれている当事者達は どう反応するか分からないところがある。
昔の戦後派 日本人は、世界を 中ソの共産主義圏と米欧の資本主義圏との対立の場と見ていた。 そして自分をどちらかの応援者にして、日々起きてくる物事を見ていたものです。 でも私は 40代の頃から、そうした 対象を大雑把にくくった 決まり切った観方から、しだいに脱却して行ったんだね。
皆は、敗戦後の日本に数年間駐留した 連合国司令長官のマッカーサーを 知っているかね。
彼は戦争中は日本軍に散々怖い目に遭わされていたから、日本人を憎みながら来たんだけど、次第に日本人に対する見方が 変わっていったらしい。 そして彼の任期中に 朝鮮戦争が起きるんだね。
大学時代 私は先輩たちから、この戦争はアメリカが始めた侵略戦争なんだと聞かされて、てっきりそうなんだと思っていた。
ところが全然逆だったらしい。 これは最近共産党も赤旗で言っていて、当時スターリンは モスクワに近い欧州にアメリカの兵を置かせたくなくて、アジアで戦争を起こせば アメリカ兵はアジアに張り付くだろうとして、中・北朝鮮に起こさせたものなんだと明かしている。 ずいぶん遅い 打ち明け話だ。
それで マッカーサーはどうしたのかなんだが、彼が慌てて連合軍を投入すると、戦況がガラッと変わって、中・朝軍を中国との国境の川まで追いつめるんだね。 だが不思議なことに、アメリカ本国政府は マッカーサーに、川を渡る許可を出さないんだ。 そして抵抗するマッカーサーを首にしてしまう。
彼は初めて、自分の国には表と裏があり、自分がやろうとしたのは 裏の世界が嫌がる事だったんだと分かったらしい。 そしてアメリカに帰って 大統領になろうとしたが、過激主義者だとか宣伝されたんだろう、成らせては貰えなかった。
さて 先日亡くなった キッシンジャー。
私は彼こそ、長い間 アメリカの裏側を引っ張ってきた人間の一人だと見るね。 アメリカは表向きは反共を装っているが、裏側はそんな事はどうでも良い、利潤だけを求める 軍産（商売）複合体。
彼は 中国には100回以上訪問し、外交巧者だと評されているけれど、果たしてどんな事を相談していたのやら。
これは 今のウクライナ・ロシア戦争でも当てはまることで、この戦争ではアメリカの軍産資本は、バイデンを押し立てて、相当に潤っていると見ています。
そして飽きてきたら、ウクライナ問題からは手を引いて、 戦後復興は 日本の金で遣らせるんだろう。 アホらしいもんだなー。